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伊坂幸太郎さんにはいくつかシリーズものがありますが、今回はその中でも『殺し屋シリーズ』について紹介します。
殺し屋が主人公とはそれだけでけっこうな設定ですが、それぞれのキャラクターが絶妙であることや、センスのあるセリフなどから不思議と憎めないのが印象的です。
この殺し屋シリーズ、1,2,3のように数字がついていませんし、タイトルを見ても共通点がないので一見してシリーズものとはわかりません。
さらにどの作品から読めば良いのか?ということもわからないんですよね。
そこでこの記事では、伊坂幸太郎さんの殺し屋シリーズについて
- 読む順番
- ストーリーや登場人物に連続性があるのか
を紹介していきます。
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Contents
【伊坂幸太郎】殺し屋シリーズの読む順番は?
殺し屋シリーズは現在3作が発売されていますが、出版された順、つまり
- グラスホッパー
- マリアビートル
- AX(アックス)
の順で読むことをオススメします。
このシリーズはそれぞれ独立した物語なので、実はどこから読んでも大きな問題ではないのですが、多少のつながりがある部分もあるので私は出版順に読むことをおすすめします。
詳しくは次の項でも紹介していますのでご覧くださいね。
シリーズ3作の簡単なあらすじ感想とともに順番に紹介していきます。
1.グラスホッパー/2004年
あらすじ妻を殺された元教師の鈴木は、復讐相手が車に轢かれる場面を目撃する。
「押し屋」と呼ばれる殺し屋の仕業らしい。鈴木は押し屋を追うことになったが、自殺屋の「鯨」やナイフ使いの殺し屋「蝉」もそれぞれの思惑で押し屋を追い始める。
真面目で気弱な鈴木が裏社会に足を踏み入れてしまい、押し屋を巡って鯨や蝉たちとも対峙する。
殺し屋シリーズの第一作。
2.マリアビートル/2010年
あらすじ酒浸りの元殺し屋「木村」。狡猾な中学生「王子」。腕利きの二人組「蜜柑」「檸檬」。運の悪い殺し屋「七尾」。物騒な奴らを乗せた東北新幹線は疾走する! 『グラスホッパー』に続く、殺し屋たちの狂想曲。
引用:Amazon
3.AX(アックス)/2017年
あらすじ最強の殺し屋は――恐妻家。
物騒な奴がまた現れた!
物語の新たな可能性を切り開く、エンタテインメント小説の最高峰!
「兜」は超一流の殺し屋だが、家では妻に頭が上がらない。
一人息子の克巳もあきれるほどだ。
兜がこの仕事を辞めたい、と考えはじめたのは、克巳が生まれた頃だった。
引退に必要な金を稼ぐため、仕方なく仕事を続けていたある日、爆弾職人を軽々と始末した兜は、意外な人物から襲撃を受ける。
こんな物騒な仕事をしていることは、家族はもちろん、知らない。
引用:Amazon
殺し屋なのに恐妻家。
凄腕の殺し屋なのに家族がいて家では空回り。
そうした、現代の世界に「ありえないけどありえそう」なフィクション性が、面白いです。
実際にありえるかも?と思わせる想像をかきたてられます。
伊坂幸太郎シリーズ中、「ありえないけどありえそう」な作品が好きなファンは必読の作品だと思います。
殺し屋シリーズのストーリーや登場人物に連続性はある?
結論から言うと、ストーリーや登場人物に直接的な連続性はなく、3冊のどこから読んでも特に問題はありません。
ですが私はやはり、出版順に読むことをおすすめします。
その理由として、
- 最新作のAX(アックス)では過去作品に関係があるような部分が多少登場すること
- シリーズ1作目のグラスホッパーが読みやすく、殺し屋シリーズの入り口としては最適
という点からです。
シリーズものの場合、途中でエピソードゼロ作品が発表されたりすることもあって、知らずに手にとって「???」となることもありますが、殺し屋シリーズはそういったことはないので、順番に読んで行って問題ありません。
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いきなりですが、本は何で読んでいますか?
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まとめ
この記事では、伊坂幸太郎さんの殺し屋シリーズについて、読む順番と作品の連続性について紹介しました。
- ストーリーに連続性はないのでどこから読んでも大きな問題はない
- 3作品を刊行順に読むのがオススメ
同じ殺し屋シリーズとはいえ、3作品ともまったく違う雰囲気を持った作品です。
ですが、「殺し屋」という本来なら到底許容できない殺人者であるはずの彼らに共感してしまったり、感情移入してしまったりする点は3作に共通しています。
重苦しくないストーリー展開とセリフ回しは毎回見事と言わざるを得ません。
未読の方はぜひ読んでみてくださいね!
では、最後まで読んでいただきありがとうございました。
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