【半沢直樹】オレたちバブル入行組のあらすじネタバレを結末まで紹介!登場人物も詳しく解説!

オレたちバブル入行組の表紙画像

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2003年のドラマで一躍人気作品となった半沢直樹シリーズですが、原作は現在4巻まで発売されています。

 

こんな社会人いる!?と読みながら突っ込みたくなる場面は多々ありますが、でもスカッとしますね~!

組織に属していてなかなかここまで言える人はいないと思います。

 

悪いやつも多く登場するので、「え。銀行ってこんな悪いやついっぱいいるの?」と銀行不信になりそうな気もしますが、そういうのも最終的には全部半沢がやっつけてくれるので、本当にスカッと爽快な作品です。

 

 

今回はシリーズ1巻「オレたちバブル入行組」について

  • あらすじネタバレ
  • 登場人物

を紹介していきます。

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オレたちバブル入行組の簡単なあらすじ

バブル期に入行した半沢直樹は、東京中央銀行の大阪西支店で融資課長として勤務していた。

新しく支店長として赴任してきた浅野は目先の利益を追う余り、融資先として不適切な西大阪スチールへの5億円の融資を強引に押し進め、その後同社が倒産し債権回収が困難となった責任をすべて半沢に押し付けてきた。

理不尽な言いがかりだったが、債権回収が先と半沢が調査に乗り出すうち、西大阪スチールの財務状況に疑問点が浮かび上がる。

もしかすると計画倒産ではないか?

半沢はその疑惑を徹底的に追及するうち、とんでもない事実に行き当たる。

 

半沢は無事に5億円を回収できるのか?

半沢は自分にすべての責任を押し付けた浅野支店長にやり返すことができるのか?

超人気ドラマの原作シリーズ第1巻。

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オレたちバブル入行組の詳しいあらすじネタバレ

ここからは詳しいあらすじをネタバレを含め紹介していきますので、未読の方はご注意くださいね。

 

西大阪スチールの倒産

東京中央銀行大阪西支店で融資課長として勤務していた半沢は、西大阪スチールという会社からの債権を回収できず、およそ5億円の損失が出てしまうということを部下とともに支店長に報告した。

 

西大阪スチールはもともと東京中央銀行とはほとんど取引がなく、浅野支店長からの指示で社長に会いに行くも門前払い。

にも関わらず支店長が会いに行くと話がどんどん進む、この状況に最初から半沢は違和感を覚えていた。

稟議書を上げる段階でも、半沢がじっくり書類に目を通す時間を作らないように仕向け、半沢が知らないうちに稟議書が上がってしまっていた。

 

それから数か月、担当者が西大阪スチールの決算書がおかしいことに気づき、精査したところ粉飾決算ではないかという結論に至った。

 

そしていざ債権回収ができないと気づいてからも半沢は走り回り、経過も逐一報告していたにも関わらず、すべての責任は半沢にあると支店長から言い立てられた。

 

さっそくのピンチ。そしてさっそく悪いヤツ出てきた~。

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浅野の根回し

同期の渡真利は本店融資部に所属しており、半沢の今の状況も当然知っていた。

浅野支店長があちらこちらに「半沢のミス」ということを吹聴し根回ししている、このままでは本当に責任を取らされ出向になってしまうからどうにかして債権回収しろとせっつかれた。

 

そんな中、西大阪スチールの件で東京本社から呼び出しを受ける半沢と担当の中西。

先方の3人は浅野の息のかかった人物ばかりで、特に突っかかってきたのは人事部次長の小木曽だった。

最初から半沢の責任にするつもりで責め立ててきたが、学生時代から毒舌で知られていた半沢は違った。

通常、上の人間に言い返すことなどあり得ない銀行員が物怖じもせずガンガン言い返す姿に一同唖然。

 

「記録!都合のいいことばかり記録してんじゃねーぞ」と記録係にも一喝。

 

ヒアリングを終えて夕方大阪に戻ると早速浅野から呼び出されたが、ここでも半沢は「自分一人だけが責任を負わされるつもりはない」と事実上の宣戦布告をした。

おお~!すごい。いや、これだけ言えたらスカッとするだろうけど、なかなか言えないよ。

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東田の資産調査

半沢の留守中に部下が見つけてきた伝票により、西大阪スチールの東田社長が海外に別荘を持っている可能性が高まった。

不動産会社に客のふりをして訪れた半沢は、巧みに会話を誘導し東田がハワイに別荘を買ったことを聞き出した。

しかしこのことはまだ上には報告しないことにした。

 

その後のさらなる調査で、西大阪スチールは5年前から準備した上での計画倒産だった可能性が高いということがわかってきた。

つまりそれは、東田は別荘以外にも確実にどこかに資産を隠しているということを意味していた。

わかりやすく悪いヤツですね。知らないだけでこういうことって実はいっぱいあるのかなぁと思っちゃいますね。

 

裁量臨店

渡真利からの情報により、近々大阪西支店で裁量臨店が行われることを知る。

裁量臨店とは
本部の鑑査部門の検査官が支店に赴き、融資が正しく行われているかチェックすること

 

半沢が融資部の面接でめちゃくちゃに大暴れしたことを人事部の小木曽次長が恨みを持っており、「半沢下ろし」を前提とした裁量臨店とのことだった。

 

初日の裁量臨店では重箱の隅をつつくような細かい指摘ばかりを受け、散々な結果に終わってしまったのだが、支店長らが帰ってから部下たちが半沢に訴えた。

きちんと用意したはずの資料がなくなっている、と。

 

検討会二日目も散々なものだったが、前日と同様、検討会の途中で資料がファイルされていないことを指摘される場面があった。

あるはずです、そんなものはない、そんな応酬があった後、半沢は「確かに今朝の時点ではあった」という証拠を提示して見せる。

 

なんと、小木曽次長が資料を抜き取って自分のカバンに入れていたのだ。

この一件により小木曽の不正行為が明らかになって、裁量臨店は二日目で中止となった。

しかもこのことは支店の正当な評価を妨害する行為であり、銀行内で大問題となった。

いやぁ、半沢直樹、やってくれましたね!悪いやつは罰せられて当然です!

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竹下との共同戦線

銀行に竹下金属の社長が訪ねてきた。

竹下は西大阪スチールの倒産によって連鎖倒産に追い込まれた下請け会社の社長で、半沢の訪問により資料を改めて検討してみたところやはり東田が粉飾を行っていることに気づき、半沢と協力体制を取りたいと言って来たのだ。

 

半沢らはさらに調査し、東田が潜伏していると思われるマンションを突き止め、愛人と二人で出かける東田の車を尾行した。

途中で気づかれたため尾行は失敗に終わったが、半沢は東田の車の中に置かれていた箱ティッシュのロゴが気になっていた。

 

その後渡真利との会話から、そのティッシュのロゴがニューヨークハーバー証券であることが判明した。

この証券会社では最低でも10億円以上の資産がないと取引をしない、それはつまり東田に莫大な隠し財産があるということを意味していた。

 

竹下はその後も地道に東田を尾行し、「一緒につるんでいる男の写真を撮った」と言い半沢にその写真をメールで送ってきたのだが…

そこに映っていたのは浅野支店長だった。

東田が銀行内部の誰かと連絡を取っている描写は何度か出てくるのですが、それが支店長とは思わなかったですねぇ。

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浅野を追いつめる

半沢は部下の垣内と共に、浅野の不在を見計らって支店長室に忍び込み、引き出しを漁った。

 

そして見つけたのは、白水銀行の個人通帳であり、そこにはちょうど西大阪スチールの融資代金が流出した頃と同時期に入金された5千万円の記載があった。

 

また、浅野支店長と東田がかつての同級生であったことも突き止めたことから、西大阪スチールに強引に融資を進め、その見返りに5千万円を受け取っていたという動かぬ証拠を手に入れたのだった。

 

通帳を紛失したことに気づいた浅野はそれから眠れない夜を過ごす。

ある日、「花」という見慣れない名前からメールを受信した。

そこには「あなたの秘密を知ってしまった」「5千万円も受け取った」「そんなことをしていいのか」といった文言が並び、浅野は震えあがった。

その後も花からは何度かメールが届き、最終的に伝えられた要求は、銀行に罪を告白し部下に謝罪することだった。

 

浅野がしたことは犯罪行為であり、表に出れば刑事告訴される事案であったため、家族のことを考えるとどうしても決断できずにいた。

 

浅野は誰が見ても明らかなほど様子がおかしくなり、情緒不安定になっていった。

いやぁ、自業自得ですよねぇ。それにしても半沢は絶対に敵には回したくない相手ですね(^-^;

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最後の追い込み

花からのメールで追い込まれ切羽つまっている浅野に対し、東田は中国で第二の人生を送ろうと考えており呑気なものだった。

浅野は、メールの文面を読めば読むほど、差出人が半沢以外にはあり得ないと思うようになっていた。

 

一方、東田への最後の追い込みとして、竹下と半沢は東田の愛人をターゲットとし、見事愛人から必要な情報を引き出すことに成功。

これで東田と浅野を追いつめる材料はすべて揃った。

 

翌日、支店長室で半沢と二人きりになった浅野は、半沢に頭を下げ謝罪した。

しかしその謝罪の内容は「西大阪スチールの融資の件は自分のミスだった」というもので、半沢は受け入れなかった。

ミスではなく、明らかな銀行に対する裏切り行為であると指摘したその時、浅野の妻が銀行に訪ねてきた。

 

ここ数日、明らかに様子がおかしい夫の様子を敏感に感じた妻が銀行にやってきたのだ。

何も知らないはずの妻だったが、支店長室内の異様な空気を察知し半沢に「主人をどうかよろしくお願いします」と深々と頭を下げた。

 

妻が去ったあと、再び半沢は浅野を追いつめたが、最後の最後で先ほどの妻の姿が頭をよぎり、刑事告発することを思いとどまった。

代わりに提示した条件は、半沢自身を営業第二部の次長ポストに異動させるというものだった。

 

一方、再び東田の元を訪れた半沢と竹下は、ふんぞり返ってとぼける東田に対し、これでもかと確たる証拠を次々と突きつけ、ついに東田のプライドをへし折るに至った。

半沢は見事5億円の債権を回収したのだ。

最後の反撃は痛快でこれまでのもやもやをすべて回収してくれます。ですが、最後の最後で浅野の妻の姿に温情を見せた半沢もまた、人間臭くていいなぁと私は思いました。

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半沢の栄転

刑事告訴しない代わりに営業第二部への栄転を条件に出された浅野は、必死で根回しに走り半沢をどうにか希望のポストにつかせることに成功した。

 

そのためには、自分が西大阪スチールの融資を積極的に推したことなど認める必要があり、結果的に浅野は出向待ちポストへと異動になった。

東京の本店へ戻った半沢は、あいさつ回りの際、業務統括部の木村を訪ねることも忘れなかった。

木村は西大阪スチールの件で支店へヒアリングに訪れた際、半沢に散々な罵詈雑言を浴びせかけ、もし自分が間違っていたら土下座して謝ってやると啖呵を切ったということがあった。

 

さらに、同期の近藤を理不尽な処遇で出向に追いやったのもこの男で、半沢はそれらの恨みを晴らしにきたのだ。

もういいじゃないかと止める上司の言葉を受け流し、半沢は他の人間がいる前で木村に約束通り土下座させた。

半沢、マジで敵に回したくない男だな~。確かに木村はそう言ったけれども、目上の人に土下座させる社会人、なかなかいないよ。

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オレたちバブル入行組の主要登場人物

登場人物が比較的多いので、主要人物に絞って紹介していきます。

半沢直樹

学生時代から毒舌で有名。

バブル期の大量採用時代に旧産業中央銀行に入行。

相手が上司であろうと頭取であろうとはっきりと意見し、「やられたら倍にして返す」をモットーにしている。

現在は東京中央銀行大阪西支店の融資課長。

浅野支店長

東京中央銀行大阪西支店の支店長。

これまでエリート街道を歩んでおり、実績を上げることと上層部にいい顔をすることだけを考えている。

半沢とはもともと馬が合わず、西大阪スチールへの自分のごり押し融資の責任をすべて半沢に押し付け、裏で画策して半沢を更迭しようとする。

しかし、それ以上に浅野には黒い面があり、この作品では西大阪スチールの東田社長と並ぶ2大悪いヤツ。

 

西大阪スチールの東田社長

東京中央銀行西大阪支店から5億円の融資を受けるも、まもなく倒産。

半沢らの調査で計画倒産である可能性が高まるが、本人はどこまでも図太くしらを切り逃げ回る。

コテコテの大阪弁を使う、わかりやすく悪いヤツ。

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渡真利忍(とまりしのぶ)

半沢と同期のバブル入行組。

本店融資部に籍を置いており、現場の半沢に色々と情報提供し、時に応援し時に叱咤激励してくれる心強い味方。

近藤直弼(こんどうなおすけ)

半沢、渡真利と同期のバブル入行組。

有能な銀行マンだったが、上司に恵まれず精神を病んでしまい一年間休職する。

休職=出世コースから外れる銀行内において、窓際部署へ追いやられ出向待ちとなる。

 

竹下社長

西大阪スチールの倒産により連鎖倒産に追い込まれた下請け会社社長。

半沢の訪問により東田に不正があるかもしれないと気づき、半沢と協力して東田を追いつめていく。

西大阪スチールの東田と同様、コテコテの大阪弁を使い、商売人らしくしつこく東田を尾行して証拠をコツコツ集めていく。

 

半沢花

半沢直樹の妻。

銀行の旧態依然とした体制に常に文句を言っている。

毒舌で誰にでもはっきり物を言う半沢直樹が唯一立ち向かえない相手。

とにかくキャラの濃い人物が多いですが、私は竹下社長とか好きですね~熱くて。ドラマ先行で小説を読んだのでもう頭の中では赤井英和さんでずっと再生されていましたが(^-^;

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まとめ

この記事では、半沢直樹シリーズ1巻「オレたちバブル入行組」のあらすじネタバレ、登場人物について紹介しました。

半沢直樹シリーズはジャンルで言うと経済小説であり、女性受けがなかなか難しそうなイメージがありますが、ドラマの影響を抜きにしても純粋に面白いですし読みやすいです。

 

ドラマと比べると業界事情の説明なども詳しくしてくれていますし、何より半沢直樹が最終的には何もかも回収してくれてスカッとさせてくれるところが快感ですよね!

ブラック企業に何も言えない大人たちがどんどん病んでいく今の世の中で、半沢のような男が実際にいたらなぁという気持ちを持つ人が多いからこそ、この小説が爆発的な人気を獲得したのでしょう。

 

あととても印象的だったのが、ドラマでは渡真利が実は裏で糸を引いているのではないか、何かあるのではないかという演出が強かったのですが、原作ではそのような雰囲気は全くないですね。

渡真利は半沢の良きライバルであり味方、これは終始ずっと変わりません。

男の友情的なところも、働くサラリーマンに人気が出た理由かな~なんて思います。

 

ドラマは見たけど原作は未読という方も多いと思いますが、ぜひ一度読んでみてくださいね!

では、最後まで読んでいただきありがとうございました。

 

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