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2012年12月に発売された「夢をかなえるゾウ」のシリーズ2作目。
大ヒットした人気シリーズですが、ヒットの秘密は「面白くてタメになる」というところにあると私は思っています。
良いこといっぱい書いてあって、本当に役に立つのに、ガネーシャのキャラが濃すぎて読み物としても楽しめるっていうところが私の大好きポイントです!
しかも今回はガネーシャだけでなく貧乏神もたくさん名言を残しています。
今回は「夢をかなえるゾウ2」のガネーシャや貧乏神・幸子からのありがたーーーい名言たちをストーリーに合わせて順番に紹介していきたいと思います。
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Contents
- 1 【夢をかなえるゾウ2】ガネーシャと貧乏神の簡単なあらすじ
- 2 【夢をかなえるゾウ2】ガネーシャと幸子の名言一覧
- 2.1 『人間は成長する生き物なんやで』
- 2.2 『本読んで解決せえへん問題なんてあれへんで』
- 2.3 『才能がないことを一番の強みにせえ』
- 2.4 『楽しみをあとに取っておく訓練をする』by幸子
- 2.5 『お金は楽しいことをするともらえるもの、に変える』by幸子
- 2.6 『口に出す言葉は大切』by幸子
- 2.7 『失敗したこと、みじめなこと、恥ずかしいことを笑い話にしたらええねん』
- 2.8 『他人に対する言葉や行動は、自分に対する言葉や行動でもある。』by幸子
- 2.9 『他人に与えるだけでは何かを得ることはできない。成功するためにはいい人ではいられない』by幸子
- 2.10 『人が何かに憧れる時、その世界はまるで夢の国のように見える。良いところしか見えてないから。』
- 2.11 『自分らの言う成功って何や?たまたま今の時代の価値観で認められたっていうだけのことやろ?』
- 3 まとめ
【夢をかなえるゾウ2】ガネーシャと貧乏神の簡単なあらすじ
今回ガネーシャと出会い、夢をかなえることになる主人公は、売れない芸人歴8年の西野勤太郎(34)
そこに現れたゾウの神様ガネーシャ。
いつものことながら、我が道をまっしぐらに進みながら勤太郎を振り回しつつも、着実に勤太郎を成長させていく。
さらに勤太郎に8年前から憑いていたという貧乏神の幸子も勤太郎にたくさん教えを与える。
勤太郎は売れっ子芸人になることはできるのかー?
詳しいあらすじが気になる方はこちらから【夢をかなえるゾウ2】ガネーシャと貧乏神のあらすじネタバレは?成功までの道筋を簡潔に!
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【夢をかなえるゾウ2】ガネーシャと幸子の名言一覧
ガネーシャの名言をストーリーとともに紹介していきます。
『人間は成長する生き物なんやで』
今度こそは!と意気込んで臨んだ「たけのこライブ」で大滑りしてしまい落ち込む勤太郎の前に現れたガネーシャ。
自分とコンビ組まへん?と声をかけるも、勤太郎はすっかり自信をなくし「自分なんかには無理」を連発したところで言ったガネーシャの一言。
赤ちゃんは何もできない状態で生まれてくる。
本能のままにやりたいことをやり、痛いことや辛いことを学びながら成長し今がある。
そのこと自体が奇跡であり、つまり今の勤太郎の存在も奇跡なんだよ。
成長をあきらめない限り、何度でも奇跡は起こせる。
今の自分の存在が奇跡だ、ってなかなか日常生活では気づかないですが素晴らしいことなんですよね。
『本読んで解決せえへん問題なんてあれへんで』
ガネーシャとコンビを組んで「ゴッド・オブ・コント」の優勝を目指すことになった勤太郎。
しかし、ガネーシャが作ってきた300万もの借金のことが気になってネタ作りが進まない勤太郎に対し言った一言。
仕事・お金・人間関係・幸せ、人の悩みはいつの時代も同じ。
これまでの何億、何十億もの人々の悩みを解決するために作られてきたのが本であり、その本が集まっているのが図書館である。
図書館に行けばすべての悩みは解決する。
それとも何?かつて誰一人悩んだことがない新種の悩みで悩んでんの?
これは、本当にそうだな、と思いました。いつの時代も人の悩みは同じ。自分から手を伸ばせば答えそのもの、もしくはそれに近づくことは必ずできるということですね。
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『才能がないことを一番の強みにせえ』
ネタ作りが思うように進まず、ガネーシャのやる気のない姿にもイライラし、「文句言うならあなたが書いてくださいよ!」と言う勤太郎にガネーシャが返した一言。
自分に才能がないと思うのであれば、それを一番の強みにするべき。
たくさんの人の意見を聞いて、直して直して直しまくれ。
最終的に成功する人間というのは、「自分には才能がない」という「不安」を持っている人間で、人の意見を聞いて試行錯誤することで予想を超えたものを作り上げることができる。
もてはやされて人の意見を聞かなくなったら終わり。
本中にも書いてありましたが、売れっ子になると面白くなくなる芸人さん、確かにいるなぁ。会社の中にもいますよね。偉くなると突然暴走する人。人の意見を聞かなくなる(=誰も意見を言えなくなる)からそうなってしまうんでしょうね。
『楽しみをあとに取っておく訓練をする』by幸子
貧乏神である幸子が部屋にいることにすっかり慣れた勤太郎は、ネタ作りの合間に幸子に「貧乏人の特徴を教えて」と聞く。
幸子が「ガネーシャ貧乏」と呼んでいるタイプの貧乏は、目の前の誘惑(タバコ、甘いものなど)を一切我慢できず、お金をすぐに使ってしまう。仕事でも大変そうなことはすぐに避けて逃げてしまうという。
人は楽しいことしか続けられない。
お金を貯める=欲しいものが買える、通帳の額が増えていくのを楽しいと感じる、そういう発想の転換をして、お金を使わないことを楽しいことと考えられるようにすることがこのタイプの貧乏を抜けるコツ。
これはお金だけじゃなく、色々なことに当てはまると思いました。ダイエットも、今運動するのが辛くても痩せた自分を想像するとか、着られなかった服を着ている姿を想像するとかそういったことに置き換えられますね。
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『お金は楽しいことをするともらえるもの、に変える』by幸子
幸子が「お駄賃貧乏」と呼ぶタイプの貧乏は、子供の頃から「頑張ったらお小遣いがもらえる」と教えられて育った人に多いという。
お金は、嫌なこと、辛いことをするともらえるものとインプットされており、しかも最初からもらえる額が決まっているから、いかに楽して終わらせるかを考えるようになってしまう。
給料以上の仕事はしないし、できるだけ仕事を減らそうとする。
人にプレゼントをしてみる。
自分のお金を使って人を喜ばせるという経験をすると、人を喜ばせることが楽しいと感じられるようになる。
もっと人を喜ばせたい、という気持ちが仕事につながれば「お金は人を喜ばせてもらうもの」と思うようになる。
う~ん。ちょっとここは難しいなと私は思いました。それこそ芸人のようなお仕事だと人を喜ばせることに直結しますが、なかなかそれを実感しにくい職業もありますよね。…とネガティブなことを思ってしまう私は幸子さんに怒られそう。
『口に出す言葉は大切』by幸子
釈迦と幸子がデートすることになり、心配でついていくことにした勤太郎だったが、行き先はハローワーク。
窓口で大声でクレームを言っている人を見た幸子は「あの人はこれから先もきっと貧乏」と言った。
人を責めたり批判したりすることが好きな人は、他人の不幸を望んでいる。
そういう言葉を口にすればするほど貧乏神は寄って行く。
口にする言葉はとても大切。
確かに、クレーマーって相手がおどおどしたり困ったりする姿を楽しんでいたり、自らのストレスのはけ口にしていたりしますね。そういうネガティブな言葉って誰よりもまず自分の耳に入って自分を毒しているってことに気づかないといけません。
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『失敗したこと、みじめなこと、恥ずかしいことを笑い話にしたらええねん』
ガネーシャによって同窓会に強制参加させられ、しかも即興で幸子と漫才を披露することになった勤太郎。
どうにか大爆笑のうちにネタを終えることができ、ずっと同級生たちに引け目を感じて同窓会を避けてきた気持ちが吹っ切れた勤太郎にガネーシャが言った言葉。
失敗したこと、みじめなこと、恥ずかしいことはできるだけ人に話して笑いにしていったらいい。
それにより、人目を恐れずに色々なことに挑戦ができ、自由に生きることができるから。
これは刺さりました。失敗したことやみじめなことなんて普通は言いたくないですよね。プライドが高い人ほど耐えられないと思いますが、そんなプライドは必要ないってことですね。
ただ一つここでポイントなのは「笑い話にする」ってところです。ただ話せばいいのではなく、聞いた人が楽しいように笑えるように話さなければならないということです。
それができれば、自分自身すごく大きくなれる気がします。
『他人に対する言葉や行動は、自分に対する言葉や行動でもある。』by幸子
借金返済のために、何としても自分がゴッド・オブ・コントで優勝しなければならない勤太郎。
にも関わらず、後輩芸人が優勝しなければ彼の命が危ないということを知ってしまい、このまま自分が優勝を目指して良いのか迷っている勤太郎に幸子が言った言葉。
普通、人は自分に余裕がない時に人を助けてあげることはできない。
でも、どうにか助けてあげたいと思って行動したり言葉を口に出したりしていると、結果的に自分を励ましていることになり不安が消えていく。
困っている時に人を助けることができると、人は大きく変わる。
これは何となく経験的にわかる気がします。人を励ましているつもりが自分が何となく楽になることってあります。
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『他人に与えるだけでは何かを得ることはできない。成功するためにはいい人ではいられない』by幸子
自らの優勝を諦め、松田&死神コンビ「デスマイル」を優勝させるべく協力することを決めた勤太郎。
しかし借金問題は残されたまま。
ガネーシャから「デスマイルの優勝賞金から借金返済したいと言え」とアドバイスされる。
そんなこととても言えない!と拒否する勤太郎に対し、幸子が言った言葉。
人を喜ばせること、人に与えることの究極はボランティアになってしまう。
それではお金持ちにはなれない。
人を喜ばせながら自分も満たされなければならない。
「いい人」でいようとすると自分の欲求を抑えることになり、結果的にやる気を失ってしまう。
自分の欲求を口に出すと相手とはぶつかるが、その中でお互いが納得しwin-winでいられる道を探っていくことが成功への道筋。
これも痛い~(/ω\)刺さりました。ついいい人でいようとしてしまう。でもそうではないんですね。お互いにメリットがある道を探る、簡単ではないけれど、これをしなければ成功はないってことです。
『人が何かに憧れる時、その世界はまるで夢の国のように見える。良いところしか見えてないから。』
デスマイルがゴッド・オブ・コントの決勝に出場しているのを心から嬉しく思う勤太郎は、自らが芸人として成功することを諦めたにも関わらずこんな気持ちになっていることを不思議に思う。
そんな勤太郎にガネーシャが言った言葉。
人が何かに憧れる時、その世界はまるで夢の国のように見える。その仕事の中にある辛いことや苦しいことには目を向けず、良いところだけを見てしまうから。
でも、だからこそ人は憧れる場所を目指すべきである。
自分が知らない場所は自分が一番成長できる場所でもある。
その中でたくさんの経験をして自分に向いていることを見つけることができた時、それが自分にとってもお客さんにとっても一番の幸せなのだから。
まさにその通りですね。お金がある人、夢をかなえている人、みんなキラキラして見えて羨ましく思えてしまうけれど、最初から楽してその場所に辿り着いた人なんて一人もいません。
でも、だからこそ何かに憧れることは成長への最初の第一歩である、この言葉は勇気を与えてくれますね!
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『自分らの言う成功って何や?たまたま今の時代の価値観で認められたっていうだけのことやろ?』
いよいよガネーシャとの別れが近づいてきた時、「そもそもなぜ自分のところに来たのか」とガネーシャに問う勤太郎。
芸人としての才能がないと散々な言われようだったにも関わらずなぜ自分が選ばれたのか?
「それは自分のネタが好きやったからやで」とガネーシャ。
才能ってそもそも何?
たまたま今の時代の価値観でたくさんの人に認められたというだけのことで、そんなことはたいした問題ではない。
たくさんの人を喜ばせることができなくても、たった一人の人を喜ばせることも大きな才能である。
これも深いなぁと思います。
たまたま今の時代の価値観で、と言うけれど、今の時代で生きていくしかないのだから、才能はないよりもあった方が良いに決まっています。
でもガネーシャに言わせれば、そんなものは自分の努力次第でどうにでもなるということなんですよね。
これも勇気がでる一言ですね。
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まとめ
今回の記事では、「夢をかなえるゾウ2」のガネーシャと貧乏神幸子の名言をまとめました。
ガネーシャも幸子さんも本当に良いこといっぱい言っていますね。
特に私は最後の「自分らの言う才能って何なん?」というのが好きです。
生まれながらに才能に恵まれた人もいるでしょうが、やはりそんな人は全体から見ればほんの一握りで、大半の人は「凡人」です。
才能がないことを嘆くよりも、自分の考え方や努力で自分の未来はどんどん変えて行ける、そういう希望を与えてくれるガネーシャや幸子の教えが私はすごく前向きで好きですね。
ただ、良い教えをもらえれば誰でも成功できるわけではないのも事実で、主人公の勤太郎がガネーシャや幸子の教えを聞いて迷ったり悩んだりしながら成功への階段を一つずつ上がっていくところは読んでいてとても清々しいです。
未読の方はぜひ作品を読んで、もっと具体的なイメージをつかんでいただきたいと思います。
では、最後まで読んでいただきありがとうございました!
詳しいあらすじが気になる方はこちらから【夢をかなえるゾウ2】ガネーシャと貧乏神のあらすじネタバレは?成功までの道筋を簡潔に!
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