【記憶屋】原作小説と映画の違いは?山田涼介のキャラ設定やストーリー展開を比較!

記憶屋の表紙画像

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織守きょうやさんの『記憶屋』

 

2020年1月17日に映画が公開され、主演が山田涼介さんということでとても話題になっていますね!

 

ですが実はこの作品、原作と映画ではけっこう設定などが変わっている部分があります。

原作を読んでから映画を見ると「えっ?」と思うくらいに色々違います。

 

この記事では、「記憶屋」について

  • 原作と映画のキャラクター設定の違い
  • 原作と映画の演出の違い

 

を比較し、まとめてみました。

 

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【記憶屋】原作小説と映画のキャラクター設定の違い

原作小説と映画の違いについて、キャラクター設定の点から比較しました。

映画「記憶屋」は、原作の全体枠だけ残してあと全部変えちゃった!くらいに色々変わっていて、もう別の作品と思った方がいいかも(^^;というのが個人的な意見です。

 

まず、そもそもなんですが、映画は舞台が広島で、山田涼介さんらキャストは広島弁を話します。

原作にはない設定で、「なぜ広島?」という感が若干否めない(>_<)

吉森遼一/山田涼介

実際映画を見た人の多くが言っていますが、山田涼介さん、「キラキラしすぎていて違和感」なんですね。

原作の遼一のイメージはもうちょっと地味です。

ただ、都市伝説を追いかける大学生ということで、ご本人も目いっぱいオーラを消して自然な演技をされていて、演技力は高く評価されています。

 

澤田杏子/蓮佛美沙子

う~ん。

原作のイメージでは、遼一があこがれる先輩の杏子はもっと華やかで美しい…って言ったらすごく失礼ですが。

ちょっと違うような気もしましたが、それもそもそも設定が違っていますよね。

 

原作と映画の違いは

  • 原作→遼一があこがれる大学の先輩。トラウマを消すために記憶屋を探す。
  • 映画→遼一と付き合っておりプロポーズを受けている

です。

この設定の違いによってストーリーも変わってきます。(詳しくは次の項で)

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河合真希/芳根京子

実は彼女が記憶屋だったという重要な役どころですが、映画では、序盤から誰が記憶屋なのかバレバレな感じがしてしまいます。

小説では、かなり最後の方まで誰が記憶屋かはわかりませんでした(少なくとも私は)

 

自分勝手な一面もありつつ、記憶屋であることの辛さなども芳根京子さんはとてもうまく表現しておられました。

 

高原智秋/佐々木蔵之介

スマートでクールな弁護士高原役に佐々木蔵之介さんはピッタリだと思いました。

ただ、そもそも設定の違いから年齢差もあるので原作のイメージに合うか?と言われるとまた違うのですが(^-^;

 

原作と映画の違いは

  • 原作の高原→家族がおらず独身
  • 映画の高原→元妻と娘がいる

です。

 

原作では、高原のことを慕っている女子高生(顧客の娘)の記憶を消したくて記憶屋を探します。

ですが、映画では記憶を消したい相手は実の娘になっています。

 

この設定の違いにより、「大切な人の記憶を消すこと」の意味が全然違ってきますよね。

いくら自分のことを慕っているとはいえ赤の他人の記憶を消すことと、血のつながった娘の記憶を消すことの意味は全く違うと思います。

ここは賛否両論あるのではないかなぁと思いますね。

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【記憶屋】原作小説と映画の演出の違い

演出についてはいくつか違いがあったので順番に見ていきましょう。

舞台が広島

原作にはない設定ですが、映画では広島が舞台になっており、遼一や真希は広島弁を話します。

「記憶屋」って都市伝説なので、大都会よりも素朴な香りがただよう地方都市の方が雰囲気が出しやすかったのかなぁなんて想像しております。

 

予告編でも何度も映る高台から海辺を望む景色は、切なさを醸し出してめちゃくちゃキレイですよね。

広島を舞台にするからにはちゃんと広島弁を話してくれていてよかったと思います。

たまに、思いっきり地方なのに登場人物全員標準語っていう映画やドラマ、ありますもんね。

遼一と杏子の関係

この二人の関係は原作と映画では違っています。

原作杏子は大学の先輩で、遼一が片想いしている。

映画遼一と杏子は恋人同士で、プロポーズもしている

という違いがあり、この設定の違いにより、ストーリー展開も変わっています。

 

原作では、遼一は杏子に想いを寄せている途中で、ある日突然杏子が自分のことを忘れてしまうのですが、映画ではプロポーズまで終えている恋人が自分のことを忘れてしまうわけで、遼一にとっての深刻さは比較になりませんよね。

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弁護士高原の境遇

遼一が記憶屋を探す過程で出会う弁護士の高原ですが、これも設定の違いからストーリーまでが変わってきています。

高原自身が不治の病で余命が長くないという点は、原作・映画ともに同じです。

 

原作と映画の違いは

原作独身の高原は、自分の死後のことを考え、自分のことを過剰に慕う女子高生の記憶を消したくて記憶屋を探す

映画自分の死後に、大切な娘が悲しむことを避けたくて、娘の記憶を消そうと記憶屋を探す

ということなんですが、娘の記憶を消しちゃうってどうなんでしょうね。

 

めちゃくちゃ賛否両論ありそうです。

そして、このあとの結末も違います。

 

原作高原の希望どおり、女子高生は記憶を失う

映画娘の記憶は消されなかった

 

まったく原作と映画で違っていますね。

でも、うん。映画の方の展開、私もそうあるべきだと思います。

 

このあたりは「辛い記憶は消せるものなら消して良いのか?」という議論に花が咲きそうですね。

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まとめ

今回は、「記憶屋」の映画と原作の違いについてまとめました。

  • キャラ設定からストーリー展開まで大幅に変わっている
  • 映画にはホラー要素はなく、感動系作品に仕上がっている
  • 山田涼介さんはとてもキラキラ

 

どんな作品も「原作が良かった」という声はあるものですが、この作品はもう完全に別物と思って見た方が良いかと思います。

そういう意味では、映画の展開も良かったと思いますし、原作は原作で深みがあって良いですよ。

 

 

では、最後まで読んでいただきありがとうございました!

 

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