お釣りで渡すお札の向きはどちらが正しい?マナーはあるの?

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こんにちは!

ワーママゆうなです。

私は仕事でレジ業務をすることがあるのですが、最近急に気になるようになったのが、お釣りのお札はどちら向きで渡すのが良いのか?ということです。

誰に指導されたわけでもないのですが、何となくお札の人の顔がお客様に向くように渡すのがマナーだと思ってそうしてきました。

ただ、その渡し方が気に入らない方も一定数おられるんですよね。

レジ業務をする機会が無い方は、他人のお札の受け取り方なんて気にすることもないかと思いますが、方向にこだわっている方、けっこうおられます。

そこで、どうお渡しするのが正しいのか、マナーはあるのかを調べてみました。

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お釣りで渡すお札の向きは4パターン

まず大前提として

  • お札の向きが揃っていること
  • 人の顔(樋口一葉さんや野口英世さん)が見えていること

これは最低限必要なマナーです。

その上で、その揃ったお札がどちらを向いているのかということですが、当たり前ですがこの状態でお札の向きというのは4パターン考えられますね。

①縦渡し<英世さんは左向き>

お客様に対して縦に渡す。

英世さんはお客様から見ると左を向いています。

 

 

 

 

 

②縦渡し<英世さんは右向き>

 

お客様に大して縦に渡す。

英世さんはお客様から見ると右を向いています。

 

 

 

 

 

③横渡し<英世さんと向き合う>

 

お客様に対して横に渡す。

英世さんとお客様は向かい合わせになります

 

 

 

 

 

④横渡し<英世さんは逆さま>

 

店側スタッフと英世さんが向き合うパターン

お客様から見ると英世さんは逆さ向いています

 

 

 

 

 

この中でどれが一番お客様にとって失礼ではないのか、マナーが良いのはどれなのでしょうか?

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お札の向きについてのマナーはあるの?

私は現在も、過去アルバイト時代もお札の向きについて指導されたことはありませんが、調べたところ、きちんとマニュアル化されているお店もあることがわかりました。

  • 文書できちんとしたマニュアルがあった
  • 指導係の先輩から口頭で指導された など

 

大手スーパーや百貨店などはマニュアルがあったりするようですが、多くの場合は口頭での指導で、その根拠はあったりなかったりと微妙なようです。

誰かが言い出したことが何となく代々伝わっていっただけという曖昧なもので、それ自体が明らかにおかしいというものでなければ誰も疑問を持たずにいつの間にかルール化していたというのはよくあることです。

 

きっちりしたもの、曖昧なものを含めて、「指導された」という人は

お札の人の顔がお客様に向くように渡す

と言われていることがほとんどです。つまり上の写真の③のパターンですね。

 

しかし、これらはそのお店、その会社でのルールであり、明確にコレが正しいというマナーや決まりは見つけられませんでした。

 

というのも、このように渡した場合、受け取る側のお客様が「財布に入れにくい」という問題があるのです。

 

財布の中でのお札の向きを気にする人は意外と多い

私は自分の財布の中のお札の向きは上向いていたり下向いていたりとバラバラで全然気にしないのですが、きっちりと人の顔が上になるように入れる方はかなり多いです。

そのような人の場合、③の横渡し<英世と向かい合わせ>パターンでお札を渡された場合に、財布に入れるにはお札を180度回転させなければなりません。

この回転が面倒な方は、受け取る時に変わった受け取り方をするんですね。

通常の受け取り方。この受け取り方だと、そのまま財布に入れると上下逆になる。

 

 

 

このように上から掴んで財布に入れると上下が変わらずに財布に入れることができる。

 

 

 

上から掴む方、けっこうな数おられます。

お釣りを渡す側からすると、ぬっと手が自分の方に伸びてくるので一瞬びっくりします。

スーパーのレジなどで注意してみていると、このことを考慮して最初から上下さかさまで渡すようにしているレジスタッフさんも見かけます。

間違いがないのは向かい合わせの横渡し

マニュアルがない場合に間違いがないのは③のパターンです。

お客様に英世さん(一葉さん)を向けてお渡しするのが最も失礼がありません。

財布に入れにくいと感じる人がいたとしても、それはその人の好みであり、不特定多数のお客様を相手にする店側として一番失礼のないような選択をすべきです。

常連さんなどで好みを覚えられるようならば、その人に合った渡し方ができるのがベストです。

 

 

縦渡しも財布に入れやすくオススメ

縦渡しをするのも一つの方法です。

縦渡し<英世は左向き>の方法の場合、右利きの人は受け取ったら回転させることなく財布に入れることができます。

財布に入れることを考慮して横渡しをする場合は英世さんは逆さ向いてしまいます。

逆さまは何となく抵抗がある場合でも、縦渡しならば英世さんの向きはあまり気になりません。

 

 

 

ただし、縦渡しの場合に注意が必要なのが必ず両手で渡す(または添える)こと、です。

縦渡しをするレジスタッフの方は片手でほいっと渡す方が多いように思います。細長いので両手を添えにくく、つい片手で差し出すように渡してしまうのです。

これはこれで損をしてしまいますので、縦渡しの場合でも両手でお渡しするようにしましょう。

 

 

いかがでしたか?

私自身気になって相当調べましたが、これといった決まりがないというのが結論でした。

縦渡しもいいなぁと思いますが、試しにやってみるとやはりどうしても片手で差し出すようになりがちなんですね。癖がついている場合もなかなか修正するのは難しいですが、接客業である以上はお客様に不快な思いをさせないよう、または変なところで突っ込まれてクレームになったりしないように気をつけたいものですね。

 

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