【花咲舞シリーズ】犬にきいてみろのあらすじネタバレは?タイトルの意味も解説!

犬にきいてみろの表紙画像

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テレビドラマでも大ヒットした「花咲舞が黙ってない」ですが、実は原作小説と呼ばれるものは複数あります。

その中の一つが「犬にきいてみろ」です。

 

犬にきいてみろ…はぁ?

 

ってなりますよね(^^;

花咲舞シリーズなら、銀行が舞台なはずですが、このタイトルからは全くストーリーが想像つかず、どんな展開なのか、犬にきくとはどういう意味なのか気になりますね。

 

そこでこの記事では、

  • 犬にきいてみろのあらすじネタバレ
  • 犬にきいてみろのタイトルの意味

について紹介します。

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【花咲舞シリーズ】犬にきいてみろの簡単なあらすじ

花咲舞は叔母に頼まれ見合いの席にいた。

見合い相手の勇麿は中小企業の経営者だったが、舞が銀行員であることから話は経営に関する相談に発展する。

上司の相馬とともに勇麿の会社を訪れ詳しく事情を聞くと、どうやら工場長に不正の疑いがあるらしい。

2代目社長の勇麿は古参の工場長に強い態度を取れず、不正を暴くのは難しいと思われたが….。

 

 

タイトルの「犬にきいてみろ」の意味とは何なのか?

34ページの短編ながら、ハラハラさせる場面もありとての読みやすい作品。

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【花咲舞シリーズ】犬にきいてみろの詳しいあらすじとネタバレ

ここからはネタバレを含む詳しいあらすじを紹介していきますので、未読の方は注意してくださいね。

舞と勇麿の出会い

ホテルラウンジの画像

花咲舞は叔母から無理矢理頼み込まれて見合いをすることになった。

相手は中小企業の二代目社長である勇麿

 

見合いの席の会話で、勇麿は会社経営に少々難があり、上手く行っていないようなことをいう。

しかし舞は銀行員とはいえ経営や融資に関しては詳しくないので相談に乗ることができなかった。

 

そこへ、偶然別件でホテルに来ていた相馬(舞の上司)は、舞が見合い中だとわかり、からかうつもりで声をかけにいく。

 

しかし舞はむしろラッキーと相馬を呼び止め、勇麿の経営の相談に乗ってやって欲しいと頼む。

相馬はかつて優秀な融資部員だったのだ。

正式な取引先でもないのにボランティアで会社経営の相談に乗っちゃうなんて、相馬さんなんてお人好し(^^;

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勇麿の会社へ

相馬と舞は、後日勇麿の会社を訪れ詳細を聞くことになった。

 

勇麿は社長とはいえ二代目で経験が浅く、会社を統率するほどの力を持っていなかった。

 

そんなある日、勇麿のもとに「工場長の助川が不正をしている」という告発文が届く。

工場長の助川は先代社長の頃からの古参であり、勇麿は助川に対しろくに物も言えないような状況だった。

 

告発文の差出人に心当たりはなかったが、この告発文を見てもなお助川を強く糾弾するだけの力がなく、また経理に無知な自分が経理書類を見たところで不正に気づけないという自信のなさもあって、頭を抱えていたのだった。

 

そこで勇麿は、群馬にある工場まで一緒に来て欲しいと舞と相馬に頼む。

二人は一緒に群馬の工場まで出向くことになった。

え、これもまたボランティア?って本編と関係ない部分が妙に気になってしまいました(*_*)

工場長の助川の不正

工場長の助川と経理担当の多田野は、舞らの来訪に対し露骨に嫌そうな顔をしたが、どうにか経理書類を過去3年分提出させ、3人は別室でチェック作業に入った。

 

しかし膨大な量であることや、この方法では不正を見つけられないと考えた相馬はやり方を変える。

 

多田野は最近助川が引き抜いてきた人物なので、多田野の前任者から話を聞こうということになった。

しかし助川の妨害に遭い、十分な聞き取りをすることができなかった。

 

前任者が助川の目を気にしながら最後に言ったのは「犬にきいてみろ」だった。

 

意味がわからなかった3人だったが、そのヒントをもとに改めて経理書類を洗っていたところ、一つの事実に行きついた。

この時点ではまだ「犬にきいてみろ」の意味はわからないのだけど、この謎のタイトルがここで登場してきて、なるほど!と納得。

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犬にきいてみろの意味

犬の画像

舞は一枚の伝票を発見する。

犬のエサ代として1万2千円もの松坂牛が経費で落とされていたのだ。

 

自分の為に買った肉を、犬のエサ代として経費請求している人物がいるということだ。

「犬にきいてみろ」とはそういう意味だったのだ。

 

再び多田野を呼び出し追及したところ、助川がこれまで不正に落とした経費リストを出してきた。

 

そのリストを持って3人は再び助川のもとを訪れ、追及した。

助川はふんぞり返った横柄な態度のまま、気に入らないなら自分を解雇すれば良いと豪語した。

先代社長の時に大口取引先から引き抜かれてやってきた助川は、自分が辞めることで取引先も同時に失う、それでこの会社がやっていけるのかとわめいた。

 

痛いところをつかれて言葉に詰まる勇麿。

  • 助川に対する処分は?
  • 花咲舞の一喝!は見られるのか?
  • 告発文を出したのは誰だったのか?

 

どこまでも気弱で強く出られない勇麿と、正反対な性格の花咲舞、個人的にはこの二人のその後の恋愛も気になるところです。

池井戸潤さんの作品は最後必ずスカッとさせてくれるところが読んでいて気持ちがいいですが、「犬にきいてみろ」のエンディングもぜひ作品を手に取ってチェックしてみてくださいね!

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犬にきいてみろは電子書籍のみで紙書籍はない

花咲舞の原作小説は複数ありますが、そのうちこの「犬にきいてみろ」は電子書籍のみで出版されており、紙書籍は存在しません。

そのため読もうと思ったら電子書籍を購入するしかないんですよね。

 

電子書籍未体験の方にとってはハードルが高く感じられ、「じゃあいいや」と回れ右したくなってしまうかもしれませんが、実は電子書籍って思った以上に手頃です!

 

その理由として

  • スマホがあればOK(専用端末など必要なし)
  • 今すぐ読める
  • 紙書籍より安い場合が多い

などがありますが、「犬にきいてみろ」の場合はそもそも紙書籍が存在しませんから、それだけでも価値がありますよね!

 

犬にきいてみろは34ページの短編でサクッと読めてしまいますので、電子書籍未体験の方のお試しにもちょうど良いですよ!

 

ぜひチェックしてみてくださいね!

\犬にきいてみろの電子書籍はこちらから購入できます/

 

まとめ

今回は、池井戸潤さんの花咲舞シリーズ「犬にきいてみろ」のあらすじネタバレを紹介しました。

たった34ページという短編でありながら、ちゃんと起承転結があって、池井戸作品お約束のスカッとも入っている。

 

短くても十分読者を満足させられる作品だと感じました。

 

あと私がすごく気になったのは「犬にきいてみろ」の「きいて」の部分です。

あえての平仮名なのだろうと思います。

 

聞いて でも 訊いて でもないんですよね。

そこに作者の深い意図を感じました。

 

ずっしり数百ページの大作もいいけれど、短時間でサクッと読める短編もいいですね。

未読の方はぜひ読んでみてくださいね!

 

では、最後まで読んでいただきありがとうございました。

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