【原作小説】これは経費で落ちません1巻のあらすじネタバレは?感想や口コミも紹介!

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こんにちは。

『これは経費で落ちません』が2019年夏にドラマ化されましたね。

多部未華子さんがとてもキュートで、役柄もピッタリでキュンキュンするシーンもたくさんあって良かったですよね。

 

ドラマから原作小説に興味を持って、このページを見に来られた方もおられるかもしれません。

 

これは経費で落ちませんの小説は2019年10月17日時点で全6巻発売されていますが、この記事では

 

  • これは経費で落ちません1巻のあらすじネタバレ
  • これは経費で落ちません1巻の感想や口コミ

 

について紹介していきます。

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【小説】これは経費で落ちません1巻のあらすじ

入社5年目の経理部社員の森若沙名子は、何事も過不足なくこなしたいタイプ。

一人暮らしだがきっちり料理はする、メニューは数日先まで考えておき野菜も無駄なく使う。

平日はもちろん休日も自分が決めたスケジュール通りに動きたい。

そんな沙名子が一番避けたいことは「他人の面倒ごとに巻き込まれる」ということで、社内の誰とも適度に距離を取っている。

にも関わらず、「たこ焼き代」「テーマパーク代」などという経理部としては見過ごせないような項目の請求を処理する過程で、つい社内のトラブルに巻き込まれてしまう。

顔には決して出さないけれど、心の中で悪態をつく姿はとてもリアルで沙名子の人間らしさを感じる部分でもある。会社内での人間関係のごたごたなどはどこの会社にでもありそうな同じ20代の女性は共感できる部分も多いだろう。

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これは経費で落ちません1巻のネタバレ

ここからはネタバレを含む詳しいあらすじを紹介していきますので、未読の方は注意してくださいね。

 

 

経理部の森若沙名子は、仕事からプライベートまで何事も過不足なくこなしたいタイプ。

  • 一人暮らしだが料理はきっちりする。数日先までメニューを考える
  • 帰宅すれば腰を下ろすまえにまずやるべきことをやる
  • 週末の楽しみは映画と入浴剤入りのお風呂、休日用マニキュア
  • 沙名子の携帯番号を知っているのは社内で3人だけ
  • 会社の人と必要以上に近づかない

 

等々、一人の社会人としては非の打ち所がないといえるが、20代の独身女性としては少々隙がなくお堅い印象を与えていた。

実際、あの人を怒らせると怖いというような噂話まで出回っているような状態だった。

沙名子はいつも冷静で余計なことをしゃべらず、受け答えも的確だったが、実は心の中では悪態をついていることもしばしばあった。

 

第一話~これは経費で落ちません!~

沙名子にとって、営業部の山田太陽は「調子がいい」「少しずるい」という印象を持つ人物であり、うさんくさいとすら思っていた。

太陽は会社が力を入れている大々的な企画「パラカフェ」を担当しており、営業部のエースだった。

「テーマパーク代」や「たこ焼き代」といった、これは経費で落ちるの?という項目の領収書を持って現れるのだが、だいたいその経費の使い道がパラカフェの重要パートナーであるインテリアデザイナーと同行した時のものだった。

私的流用しているのではないか?本当に必要な経費なのか?と沙名子は怪しむが、そこはあくまでも「必要以上に首は突っ込まない」という主義なので、経理上問題がなければそれでOK。

 

にも関わらず、たまたま訪れたスーパー銭湯で太陽が社内の女性社員と痴話喧嘩をしている場面を見てしまったり、その女性社員本人から相談されたりと、社内の人間関係のごたごたに巻き込まれていく。

一方、ふとしたきっかけから、太陽が個人的に付き合っているのではないかと噂になっていたインテリアデザイナーに気に入られてしまった沙名子は、彼女との会話から「テーマパーク代」も「たこ焼き代」も正当な理由で使われたれっきとした経費であることを知り、太陽への誤解がするすると溶けていくのだった。

沙名子の過不足ない生活や考え方は個人的に好きです。が、このタイプの女性と太陽は合わないでしょう、そりゃ(笑)
でも冒頭から登場してきたということは、彼と今後どうにか発展していくのかなと思いますが、どうやって進展していくのか楽しみです。

 

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第二話~ミスしたら謝れ!いや謝ってくださいね?~

天天コーポレーションの受付嬢の一人、咲(さき)が売上金を着服しているのではないか?という相談を受けて直接話を聞きに出向いた沙名子。

咲の受け答えを見ていて、悪い人間ではないが会社に所属する一員としての自覚に乏しいことを痛感する。

関係者に話を聞き調査を進めた結果、売り上げ着服ではないことはわかったが決して褒められた行為ではなく、沙名子は咲に今後はしないようにと忠告する。

しかし咲は自分がなぜ叱られるのかわからない!と全く反省の色もなく逆上する。

沙名子は心の中で毒づきながらも、あくまでも冷静に「今後はしないように」と忠告を繰り返した。

咲の上司に状況を説明し、帰宅しようとしていたところに咲が現れ、なんと土下座し「許してください」と大声で懇願してきた。

人目のある場所での土下座。まるで沙名子が悪者かのような咲の演出に、沙名子ははらわたが煮えくり返りそうになるが、あくまでも冷静に対処する。

嫌ですねぇ。こういうタイプの女性。わざわざ目立つことをする。相当たちが悪いと私は思います。何事も平和に過不足なく過ごしたい沙名子なのに、大変なのに巻き込まれちゃいましたね。

 

第三話~あなたはぼくの太陽です!~

太陽はとある日曜日、パラカフェの内覧会に向かっている途中で、何となく思い立って後部座席に乗せていた段ボールを開けて愕然としていた。

今朝会った先輩の鎌本が持っていた段ボールと入れ違ってしまっており、今日の内覧会に必要な入浴剤が入っていないのだ。

さらにスマホも見当たらない。誰かの連絡先の控えがないか手帳を探しまくっていたところで見つけたメモ。

それが沙名子の連絡先を書いたメモだった。

 

太陽は初めて沙名子に会った時から好印象を抱いており、一緒に食事に行きたい!連絡先が知りたい!ということを方々に宣言していた。

太陽のことが好きな希梨香は、彼に少しでも気に入られたい一心で、沙名子の連絡先を本人に無断で太陽に教えた。その時のメモが出てきたのだった。

 

切羽詰まっていた太陽は、そのメモを頼りに沙名子の携帯に電話をかける。

休日の沙名子は「なぜ電話番号を知っているのか」という疑問を持ちつつも、冷静に状況を理解し自分ができることを瞬時に判断した。

沙名子の機転もあってどうにか危機は脱したが、沙名子は太陽に「携帯番号消してください」と言い放つ。

 

太陽はどうにか挽回したくて、沙名子を待ち伏せし偶然を装って声をかける。

先日のお礼をしたいからということを理由にお茶に誘うも、全くなびかない沙名子。こうなったら…と直球で告白しようとする太陽。

その気配を察した沙名子は、太陽が言い終わる前にその場を逃げ出してしまった。

 

そしてそのまま数日間、会社を休んでしまった。

 

おぉ~。なんてピュアな。彼氏いない歴27年の沙名子にとって太陽はまっすぐすぎるんでしょうね。
それにしても、携帯番号消してくださいなんて言われたら、太陽じゃなくても凹む…

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第四話~今送ったメール間違いだから。見ずに消せ!~

数日間会社を休んで久々に出社した沙名子はパソコンデスクに付箋が貼ってあることに気づく。

秘書課のマリナからのもので、メールを誤送信したから中身を見ずに削除してくださいという内容だった。

沙名子は言われた通り、本当に何も見ずにメールを削除した。

 

しかしその後、マリナが関わった案件の入金がどうも何かおかしい。部長もそのことで動いている様子。

マリナは実は取引先の旅館からの入金を着服していたのだ。そのことがバレそうになり、あれこれ画策した中の一つが、沙名子への誤送信メール。

全てを知っているのは沙名子だけだったが、糾弾はしないことにした。沙名子なりの処世術だった。

 

告白未遂がありそのまま沙名子は休んでしまっていたので、太陽とはその後話ができていなかった。

太陽から改めて食事の誘いを受けた沙名子は、勇気を出してその誘いを受けることにした。

不正を糾弾しないことにした沙名子の処世術、私は支持したいですね。
沙名子と太陽、少し進展しましたね。沙名子がドギマギしている心の声がとても可愛くて、必死な太陽もまた可愛くて、頑張れ~!と応援したくなります。

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【小説】これは経費で落ちません1巻の感想や口コミも紹介!

ライトノベルということもあってとても読みやすく、さくさく読み進めていけます。

主人公の森若沙名子の生き方や考え方は、私は個人的にとても好きでむしろ憧れすら抱く部分があります。

 

  • 買い物のたびに数日分の献立を考えて計画的に料理をする
  • 野菜を腐らせずに使い切る

 

これだけ見ても、家族がいるならまだしも、ひとり暮らしでやってのけるのは簡単なことではありません。

 

家事も完璧で、自分なりの息抜き方法(映画や休日だけのマニキュアなど)も心得ていて、自分の性格をよく理解し、そして何よりも他人との距離の取り方が素晴らしい。

仕事とプライベートをきっちり分け、めちゃくちゃ優秀でありながら給料以上の仕事はやらない。必要以上に首を突っ込まないなどなど、いつも人間関係に振り回される自分自身と比較すると沙名子のようでいられたらな…と思わずにはいられませんでした。

 

そんな沙名子を唯一ぶんぶんに振り回すのが山田太陽。

彼はとても一生懸命なんだけど、沙名子が恋愛慣れしていなすぎて空回りばかり。沙名子のような女性を好きになった男性は大変だろうなぁと思う。

2巻以降、彼にはどんどん頑張ってもらいたいものです。

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まとめ

今回は「これは経費で落ちません1」のあらすじネタバレと、感想や口コミを紹介しました。

会社の経理部ってそこに所属していない人から見ると、いったいどんな仕事をしているのかよくわからない部分もありますが、この小説を読んで「へぇ。そんな仕事してるんだ」ということがよくわかって、そういう視点からもとても興味深い作品でした。

沙名子は性格的にも経理にピッタリな気がしますが、太陽にはぜひそんな彼女をどんどん振り回していって欲しいですね。

 

では、最後まで読んでいただきありがとうございました。

 

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