【やめるときも、すこやかなるときも】原作小説とドラマの違いは?キャラ設定や演出を比較!

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やめるときも、すこやかなるときもが深夜枠でドラマ放送されていますが、原作は窪美澄さんの同名小説です。

 

1話30分という短いドラマなので、さくさくストーリーが進んで行きますが、それでもキュンとするシーンがたくさんあります。

 

桜子役の奈緒さんがまたキュートで可愛らしい!

そんな「やめるときも、すこやかなるときも」は原作と違うところはあるのでしょうか?

 

今回は、「やめるときも、すこやかなるときも」について

  • 原作とドラマのキャラクター設定の違い
  • 原作とドラマの演出の違い

 

を比較し、まとめてみました。

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【やめるときも、すこやかなるときも】原作とドラマの違い

原作小説とドラマの違いについて、キャラクター設定と演出面から比較しました。

キャラクター設定を比較!

私の個人的な主観ですが、桜子役に奈緒さんはちょっと可愛すぎです!(^^;

須藤壱晴/藤ヶ谷太輔

壱晴役に藤ヶ谷太輔さん!キャストを聞いた時は「へぇ~そうなんだ」と、しっくりくるようなこないような?イメージでした。

というのも、壱晴は女性にだらしない役ですよね。誰とでも寝てしまうという…。

なので、藤ヶ谷太輔さんOKなの??と思ったのですが、でもいざドラマを見てみると、全然違和感ないですね!

 

何を考えているのかよくわからない壱晴の雰囲気と、色気がよく出ていて素敵だと思います!

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本橋桜子/奈緒

とにかく「可愛すぎる!」この一言に尽きますね。

桜子は、ものすごいコンプレックスを抱えていて、とにかく自信がない女性。

たった一人過去に付き合った男性からも「重い」と言われてしまうし、家族を経済的に支えて行かないといけないという大きすぎる荷物も抱えている。

そんな暗ーーい雰囲気が原作小説からは漂ってきていて、「本人は自信がなさそうだけど実は美人」っていうよくある設定も感じられない、本当に地味な女性というイメージなんです。

 

その点、奈緒さんは可愛すぎますね。

自信がなさそうでオドオドしている姿すらチャーミングです。

でも、だからってイメージと違うのか?と言われればそんなこともなくて、思わず応援したくなるようなところも含めて、奈緒さんの女優としての実力なのだと思います。

 

佐藤哲/火野正平

哲先生の火野正平さん、これはもうなんていうか、「もはや哲先生にしか見えない」ですね!

ぶっきらぼうな感じ、それでいて愛情を感じる壱晴への言葉の数々。

つるっとした頭に丸眼鏡が堅物の職人ぽくて、雰囲気ピッタリです!

 

作者の窪美澄さんもツイートしておられます。

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演出を比較

原作小説とドラマの演出の違いはあるのか?

順番に比較していきますね!

そのつど更新していきますので、また見に来てくださいね!

第一話

<結婚式の出会いシーン>

原作小説 壱晴は他の女性に声をかけようとしていたが見失い、たまたま現れた桜子に声をかける
ドラマ 酔いを醒まそうとテラスに出た桜子は、ベンチで酔いつぶれて眠っている壱晴に見とれてしまう

 

微妙な違いですが、ドラマの方がよりロマンチックな感じになっていますね。

 

<髪型>

桜子の髪型についての演出が変わっています。

原作小説 結婚式の翌日、自暴自棄になった桜子は髪の毛をバッサリ切ってしまう
ドラマ 髪型を変えるシーンはなし

仕事で偶然にも桜子は壱晴と再会するわけですが、壱晴が全く覚えていないのには髪型が変わったから、という理由も原作では書かれていました。

 

<壱晴のギャラリーで作品の椅子に座ってみる桜子>

小説ではやはり椅子が目に見えないので、家具職人さんが作る椅子ってどんなものなのかなぁと想像していましたが、映像で見ると「なるほど!」ととてもしっくりきました。

ドラマで椅子の値段を「30万」と言っていましたが、これも原作では具体的な値段は出て来ずに「高価」としか言われていないので、具体的な表現がわかりやすくて良かったですね。

 

<元家具職人柳葉君のお店>

原作小説 カラオケスナック
ドラマ 居酒屋

これもちょっとした違いですが、原作のカラオケスナックの方が少々品が落ちるというか、場末感が漂っています。

ドラマのカウンター居酒屋の方が雰囲気があって良いと私は思います。

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第二話

<壱晴の声>

壱晴の声が出ないのは「記念日反応」と言われる症状だと医師から説明を受けるシーンがありましたが、壱晴自身は何が原因なのか自覚があるわんですね。(まだドラマでは伏せられていますが)

原作小説では、壱晴は自分で原因がわかっているので、認めたくなくてなかなか病院に行きません。

結局友人の妙子に強引に連れて行かれてようやく受診するのですが、ドラマには妙子は登場していないので、この先も出てこないのかなー。

 

その他、30分という短い時間のドラマなので、色々省略されているエピソードがあります。

  • 桜子の子供の頃のエピソード
  • 壱晴が声が出なくなってからの大学時代のエピソード

 

などなど、時間の都合上、カットも仕方ないかなと思いますね。

おおまかなストーリーには大きな影響はない部分なので、原作読者としても「ちょっとそれはないでしょ!」と思うようなカットの仕方ではないです。

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第三話

<キスシーン>

第三話はなんといってもキスシーンです。

原作読者からすると「えっ?えっ?もう??」って感じなんです実は(^^;

原作では、もっとずっと後なんですよ。

一度そんな雰囲気にはなりますが、桜子がゆっくり進めて欲しいと言ったことで流れてしまいました。

 

でも、ドラマ演出としては最高!だったと思います。

Twitterでも大盛り上がりですね。

 

<壱晴の実家>

さっそく壱晴のお母さんに会いに実家に行くわけですが、ここで壱晴の過去の写真を見てしまう桜子。

ここも少し違っています。

原作小説 壱晴と母親が席を外し一人になった桜子は、チェストの上に飾られた高校生らしき壱晴と彼女の写真を見つけてしまう
ドラマ 母親から「アルバムでも見て待ってて」と言われ渡された中に、壱晴と彼女の写真を見つけてしまう

原作小説の方が残酷ですね。

今の彼女が家に来るというのに、過去の彼女とのツーショット写真が飾ってあったらそりゃ傷つきますよ。

しかも今は壱晴本人は住んでいないのに、母親がわざわざ飾っているということなんですから。

 

それに比べて、アルバムの中のただのツーショット写真だったら、まだアリです。

でもそれでも、やっぱり見たくないし傷ついちゃいますよねぇ。

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第四話

第四話は、原作にはないエピソードが色々登場していましたが、ストーリーの流れとしては大きな違いはありませんでした。

<優太との関係>

第四話の会話シーンを見ていて気付きましたが、壱晴と優太の関係が原作とは違っていますね。

原作小説 優太は壱晴の兄弟子で、仲は良いがあくまでも優太は先輩
ドラマ 上下関係はなく対等な友人

 

  • 優太が「毎年12月10日になると声が出なくなるのはなぜ?」とド直球で聞くシーン
  • 壊れた椅子を工房に持参し修理を依頼するシーン
  • 即席で箸を作り二人でラーメンを食べるシーン

 

いずれも原作にはありません。

原作では妙子という壱晴の大学時代の友人が登場しますが、ドラマでは妙子は登場しないので、その役割を優太が兼ねているような雰囲気がありますね~。

<家族の中の奈緒>

帰りが遅いのは男と会っていたからだろう!と管を巻く父親に対し、「残業せずに帰って来たらお父さんのお酒は買えないから!」と言い返すシーンがありました。

おぉ!強気~!

 

原作ではそもそもこのシーン自体がないのですが、奈緒はほとんど父親に言い返さずぐっと我慢することがほとんどなので、強気な奈緒いいねぇ~!と思いました(^^♪

父親がどうしようもないのは言うまでもないですけど、あの母親もたいがいひどいですよね。

原作でも読んでいてイライラしましたが、ドラマもかなりイライラさせますね。

 

さぁ、次回第五話では、壱晴の過去の話が登場します。

楽しみですね!そして家具職人の色っぽさに私はメロメロ~

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第五話

壱晴の高校時代のエピソードが告白される回ですね。

  • ケーキを食べさせるシーン
  • 自転車修理を請け負うシーン

などなど、細かいところまで原作に忠実に表現されています。

 

唯一違ったのは、壱晴と真織の唯一のデートが「真織の誕生日」だったこと。

これは原作では、「花火大会デート」なんですよね。

実は原作では、たった一度のデートが花火大会だったことにもちゃんと理由があったんですが、ドラマではこのエピソードは省略されています。

 

ただ、大筋のストーリーには特に影響はないですね。

 

デートの内容なんかはちょっと違っていますが、途中で壱晴のお母さんに会って写真を撮ってもらったり、帰り道に酔っぱらった父親に遭遇したりという場面も原作と同じです。

 

印象的だったのは、この話を聞いている時の桜子の表情。

確かに、この話を聞きたいと言ったのは桜子の方だけど、でも聞くに耐えない内容だったと思います。

「まだ付き合ってはいません。」のセリフの部分も、ダメダメな父親がいるところも、何もかもが自分と重なってしまう。

 

壱晴、そこまで細かく桜子に言う必要はあったの!?と思わざるを得ません(>_<)

この第五話は一番重苦しくて辛い回だったのではないかなと思います。

 

第六話

第六話のラストで、「松江に行かないか」と言った壱晴に「行かない。真織さんのことを思い出してる須藤さんは見たくない」と言った桜子。

 

 

よくぞ言った!!

 

マジで拍手喝采したい。

 

原作小説では、この時、桜子はあっさり一緒に行くと答えます。

しかも、(心の声で)須藤さんが育った松江を見てみたい、とまで言います。

 

読みながらめちゃくちゃもやもやしたんですよね。

壱晴の過去の話聞かされて、名前を呼び間違われて、それで松江に行きたいと思う??

鎮魂の旅に付き合わされるのなんてまっぴらごめんじゃない?

と思ったんです。

 

それが、ドラマではまさにそう言い返してくれたから、すごくスッキリしましたね~。

7話で、このまま松江には行かないのか、やっぱり行くのかは見所ですね。

 

 

このあとも随時更新していくので、またチェックしに来てくださいね!

 

 

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まとめ

現在放送中のやめるときも、すこやかなるときもの原作小説とドラマの違いや演出を比較してまとめました。

  • 1話30分という制限のため、細かいエピソードは多数省略されている
  • キャストはみなさんピッタリで違和感なし!
  • 奈緒さん演じる桜子は、原作よりも「応援したくなる感」強し!
  • 大筋のストーリーは原作とドラマに大差なし

 

この先も随時更新していきますので、またチェックしにきてくださいね!

では、最後まで読んでいただきありがとうございました!

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