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2012年12月に発売された夢をかなえるゾウシリーズの2作目「ガネーシャと貧乏神」。
発売から8年が経った今(2020年5月現在)でも、書いてある内容は変わらずタメになりますし、読み終わった時にはやる気と希望が湧いてきます(^^♪
自己啓発本って世の中にあふれるほど出回っていますが、このシリーズは難しいビジネス書とは違って楽しみながら読めるのが大きな魅力ですよね!
さて、今回はガネーシャはどんな大暴れっぷりを見せてくれるでしょうか?
そしてどんなありがたーーーーい名言を残してくれるでしょうか?
この記事では、シリーズ2作目「ガネーシャと貧乏神」のあらすじネタバレを紹介していきます!
ガネーシャの名言一覧はこちら【夢をかなえるゾウ2】ガネーシャの名言一覧!ストーリーにあわせて順番に紹介!
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Contents
【夢をかなえるゾウ2】ガネーシャと貧乏神の簡単なあらすじ
今回ガネーシャと出会い、夢をかなえることになる主人公は、売れない芸人歴8年の西野勤太郎(34)
持ちネタはあるものの、舞台に上がると緊張しすぎる点やアドリブが利かないなどの悩みを抱え、たけのこライブ(若手がまず突破しなければならないステージ)ですら優勝することができずにいた。
そこに現れたゾウの神様ガネーシャ。
相変わらずぶっ飛んだマイペース行動と、わがまま、自分勝手さを全面に押し出しながら勤太郎を振り回す。
さらに、勤太郎に8年前から貧乏神がついていたことも発覚。
今回は課題を与えるという形ではなく、勤太郎を振り回しながら要所要所で大切な教えを伝えるガネーシャ。
勤太郎は売れっ子芸人になることはできるのかー?
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【夢をかなえるゾウ2】ガネーシャと貧乏神の詳しいあらすじネタバレ
ここからはネタバレを含む詳しいあらすじを紹介していきますので、未読の方は注意してくださいね。
「赤字部分」はガネーシャからのありがたい教えですが、詳しい内容が気になる方はこちらの記事へどうぞ。
ガネーシャとの出会い
売れない芸人西野勤太郎は「今回こそ!」とたけのこライブでのステージに臨んだ。
するとこの日はいつもとは違うことが起きた。
客席で勤太郎のネタに大爆笑する赤ちゃん連れのおじさんがいたのだ。
あまりの大爆笑っぷりに周りの客はドン引き、勤太郎自身も動揺してしまい舞台は散々な結果に終わる。
ステージ後、落ち込む勤太郎に声をかけてきた例のおじさんは、自分とコンビを組まないか?と持ちかけてきた。
さらに「ワシ神様やねん」とコテコテの関西弁で自称神様を名乗る怪しさ満開のおじさん。
頭のおかしな人だと思った勤太郎は、芸人として自信を無くしていることもあり、「自分なんかには無理」と言い放つも、自称神様のおじさんから「人間は成長する生き物である」と説得され、あれよあれよとコンビを組むことに決まってしまった。
ガネーシャの飴とムチの使い分けがいつも見事です。理解不能な行動と自信過剰な発言の合間に、優しく諭すようなことを言ってくる。勤太郎はこれから大変な目にあうだろうけど、運命の出会いですね!
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ゴッド・オブ・コントを目指す
翌日、見慣れない女性が自分の部屋にいることに気づいた勤太郎だったが、ガネーシャいわく「8年前から棲みついてる貧乏神」だという。
貧乏神の金無幸子(かねなしさちこ)は、勤太郎が芸人を目指した8年前、間違いなくこの先も貧乏だと確信し惚れたのだと嬉しくない告白をした。
唖然とする勤太郎に、ガネーシャが追い打ちをかけるように「勤太郎名義で300万の借金をし、すでに使い切った」ことを告げる。
怒り狂う勤太郎に、ガネーシャは「3か月後に回収できるから!日本最大の笑いの祭典『ゴッド・オブ・コント』で優勝すれば賞金1000万が手に入る!」ととんでもなく大きなゴールを提示してきた。
やらざるを得ない状況に追い込まれ、勤太郎はゴッド・オブ・コント優勝を目指すことになった。
しかし借金のことが頭から離れずネタ作りに全く集中できない。
そんな時、ガネーシャから「図書館に行ってみる」ことを勧められる。
図書館にはすべての悩みを解決する方法があるから、と。
図書館で過ごしモチベーションを取り戻した勤太郎は、ガネーシャの言う通りとにかくやってみるしかないと考え、ネタ作りに励む。
人間、追い込まれると力を発揮すると言いますが、勝手に借金300万ってすごいスパルタ(汗)
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ネタの完成度が上がっていく
とにかくやるしかないと覚悟を決めたものの、思うようにネタが書けないことや、まったくやる気を見せずダメ出しばかりをするガネーシャに対しイライラが募り「文句があるならあなたが書いてくださいよ!」と怒りをぶつける。
ガネーシャは、「自分に才能がないと思うのならば、とことん人の意見を聞いて直すこと」をアドバイスする。
勤太郎はガネーシャからの教えを素直に聞き入れ、自分のネタを徹底的に見直すことにする。
芸人仲間はもちろん、芸人以外の友人などの意見も積極的に聞き、何度もネタを修正していった。
ネタがどんどん良くなっていっていることを実感していた勤太郎だったが、肝心の相方ガネーシャは1週間以上も帰宅せず、ゴッド・オブ・コントの予選会場に時間ギリギリにようやく現れた。
ネタの練習も全くできていないので、ぶっつけ本番でガネーシャのやることにツッコミを入れていくというスタイルでやるしかなかなかった。
ド緊張の中で臨んだステージだったが、観客の反応はまずまずで、勤太郎はピンでやっていた時とは違った快感を感じていた。
ギリギリまで追いつめて底力を引き出す、というガネーシャの相変わらずのスパルタ教育ぶりがすごい(^^;
ゴッド・オブ・コントの秘密と釈迦の登場
無事に一次予選を突破した勤太郎は、その日の飲み会の席で驚くべきことを聞く。
今回の「ゴッド・オブ・コント」にはガネーシャ以外にも本物のゴッド(=神)が多数参加しているというのだ。
ガネーシャいわく、本物の笑いの神を決めるために、人間の相方を見つけてゴッド・オブ・コントに参戦し優勝することを目的とし神様同士で争っているということだった。
ガネーシャの親友・釈迦も「シャカリキーズ」として参加。
釈迦は、釈迦のくせに煩悩まみれで、貧乏神幸子のことを気に入っており、けっこう本気で口説きにかかっていた。
幸子に情が移りまんざらでもなくなっていた勤太郎は、釈迦が幸子をデートに誘っているのを見て自分もついていくことに決める。
行き先はハローワーク。
貧乏性の幸子が大喜びする場所選びだった。
いつの間にか姿が見えない釈迦は、気づくと職を求めてやってきている人々を相手に説法を始めており、あたりは人だかりになっていた。
その姿にライバル心を燃やした勤太郎は、釈迦に挑発されたこともあり、その場でいきなりネタを披露することになってしまう。
「借金」や「無職」などの自虐的なネタを披露していると、終盤になって50代頃のおじさんから「馬鹿にしてんのか!」「ふざけるな!」と大声でヤジが飛ぶ。
ふるえあがり泣きそうになりながらも勤太郎はどうにかネタをやり終えたが、実はこのヤジおじさんはガネーシャが変身した姿だったのだ。
ここまでの段階でも勤太郎はけっこうなスパルタ教育を受けていますね。本人は必死だろうけど、自分一人ではなかなかこの状況に身を置くことはできないし、すごく良い経験をしているなぁと読んでいて思いました。
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同窓会に強制参加
勤太郎宛に来ていた同窓会の知らせに返信していたガネーシャ。
しかも「参加費6000円を払うお金がないので免除して欲しい。代わりにめちゃくちゃ面白いネタ見せるから」ととんでもないことを書いて。
行かざるを得なくなった勤太郎はガネーシャや幸子と会場に向かうことにするが、ガネーシャの目的は最初からおいしい料理をタダで食べることであり、当日会場につくとさっそく厨房に忍び込み、姿をくらませてしまった。
やむを得ず、急遽幸子を相方に据えてステージに立つことになった勤太郎。
漫才などやったこともない幸子には、好きなことを話せばいいと伝え、勤太郎はひたすらフォローとツッコミを繰り返した。
漫才は大成功のうちに終わり、自分だけが成功していないことが嫌でずっと同窓会への参加を避けていた勤太郎はどこか吹っ切れた気持ちになった。
ガネーシャからは「辛い状況を笑い話にして人に話すことができれば何でも挑戦できる」という教えをもらう。
またしてもガネーシャのスパルタ教育炸裂。やらざるを得ない状況に追い込まれて仕方なくやってるけど、この経験はかなり度胸つくだろうなぁ。
死神の相方
ゴッド・オブ・コントの二次予選会場で、「リアル・ゴッド・オブ・コント」に参加している死神の相方がガツン松田(勤太郎が可愛がっている後輩芸人)だということを知る。
死神の相方というのは、イコールで死にそうな人間ということを意味しており、実際にガツン松田は死神に精気を吸い取られて激やせしていた。
松田に話を聞くと、体調は深刻な状況であり、死神とコンビを組みゴッド・オブ・コントで優勝すれば寿命を延ばしてもらうという契約を交わしているということだった。
借金返済のためにも絶対に自分が優勝しなければならない勤太郎だったが、この時初めて迷いが生まれる。
幸子からは「自分のことを考えるべき」と説得されるが、一方で釈迦に相談してみるようにアドバイスを受ける。
釈迦は、松田を優勝させるためにはライバルが一人でも少ない方が良い、自分は棄権すると言ってくれたが、他の神がやることに口出しはできないということだった。
幸子は、迷う勤太郎の背中を押し、勤太郎は自らの優勝を諦め、松田と死神コンビ「デスマイル」を優勝させるよう協力することを決断する。
しかし一方で、この「自分が大変な時に人を助ける行為」というのは、貧乏神が本来とても嫌う行為であり、それはつまり幸子が勤太郎から離れていく日が近づいているという意味でもあった。
これはとても意外な展開でした。芸人を目指す勤太郎が主人公なんだから、最終的には勤太郎が優勝してハッピーエンドなのかとばかり思っていたので。このあとどうなるのでしょうね。
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デスマイルを指導する
ガネーシャをかなり強引に説得し、コンビを解散した勤太郎は、さっそくデスマイルを優勝させるべく行動を開始した。
客の反応を徹底的に観察し、良かった点を二人に伝え、問題点を解決していく。
最初は半信半疑だった二人も勤太郎の行為を受け入れるようになる。
そして勤太郎自身が、この作業に楽しさややりがいを感じるようになっていた。
無事に三次予選を突破したデスマイルだったが、勤太郎にはまだ最大の問題があった。
残された借金だった。
解決方法としてガネーシャから提示されたのは、「デスマイルの優勝賞金から払ってもらう」というものだった。
そんなことはとても言えない!と勤太郎は思ったが、幸子から「いい人になっていては幸せになれない」と説得され、ついに勤太郎はガツン松田に借金のことを打ち明け、優勝賞金から払ってもらうように話をすることにした。
松田の反応は予想していたものとは異なっていた。
ずっと無償で自分たちにアドバイスを繰り返す勤太郎に対し遠慮があったとのこと。
優勝賞金の一部を渡すという約束が交わされて以降、松田側に遠慮がなくなり、より活発な議論がなされるようになってネタのレベルが各段にアップしていったのだ。
勤太郎自身、この充実した時間を本当に心から楽しんでいた。
私ももし勤太郎の立場だったら「優勝賞金で借金返したい」なんて絶対言えない!と思いました。でも松田の反応もすごく納得です。とはいえやっぱり簡単には言えないですが(>_<)
ゴッド・オブ・コントの結果
ついにゴッド・オブ・コント決勝。
デスマイルのネタは完璧な仕上がりで、二人を舞台へ送り出した勤太郎は自宅へ戻っていた。
勤太郎がガネーシャのスパルタ教育を受けて徐々に変わって行ったことで、貧乏神幸子は瀕死の状態になっていた。
まだデスマイルの優勝も決まっていないし借金も残っている、でも幸子は「別れたの時だ」と言った。
心が変わり、行動が変わり、結果が伴う。
貧乏神にとっては、勤太郎の心が変わった時点で自分の居場所を失うのだという。
デスマイルがネタを披露しているテレビを見ながら勤太郎は幸せを感じていた。
自分が過ごした売れない芸人時代の8年間は無駄ではなかった。
デスマイルの改善点がわかったのは自分が誰よりも芸人として努力した証であると感じていた。
そして、デスマイルは見事優勝を果たした。
それから一年後、勤太郎は芸人ではなく、構成作家や小説家として活躍するようになっていた。
幸子はどうなった?
ガネーシャはもう帰ってしまったのか?
ガネーシャのスパルタ&ぶっ飛び教育、幸子さんのありがたーいお言葉はぜひ実際に作品を読んで味わってみてくださいね!
面白いだけではなく本当に奥が深くてためになりますよ!
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夢をかなえるゾウ2を読むなら電子書籍がオススメ!
発売から時間がどれだけ時間が経っても、いつ読んでも本当にタメになる「夢をかなえるゾウ2」。
本当に本当にオススメなのでぜひ読んでいただきたいですが、せっかくなら電子書籍で読んでみて欲しいのです!
電子書籍の良いところっていっぱいあって、
- 場所を取らない
- 重くない
- スマホさえあればいつでも読める
などが挙げられますが、これ以外に、この作品だからこそのオススメポイントというのもあって
- マーカーが引ける
- マーカー部分に一発で飛べる
というのがあります。
夢をかなえるゾウ2は自己啓発本でもあるので、必ずマーカーを引きたくなります!
そして後から絶対にマーカー部分を読み返します!
紙書籍だと、直接マーカーを引くことに抵抗がある方も多いと思いますが、電子書籍はそんなこと気にしなくて良いですし、何よりもマーカー部分まで一気に飛ぶことができるので、読み返す時にもとても便利ですよ!
巻末にガネーシャの名言一覧が載っている部分がありますが、前後の言葉にもたくさん良いことが書いてあったりしますので、やはりマーカーを引いて実際のページを見に行った方が絶対に良いです。
これほど電子書籍に向いている小説はないだろうなと思います(^^♪
未読の方や、昔読んで読み返したいという方も、ぜひ電子書籍も選択肢に入れてみてくださいね!
まとめ
今回は、夢をかなえるゾウ2ーガネーシャと貧乏神ーのあらすじネタバレを紹介しました。
この夢をかなえるゾウシリーズは、とにかく
- 自己啓発本としてはとても読みやすい
- 小説としても普通に楽しめる
- 成功までの道筋がわかりやすく共感できる
という点が私は大好きです。
世の中にたくさんの自己啓発本は出回っていますし、良いことがたくさん書いてあるのも事実です。
ですが、このシリーズは主人公が迷ったりつまづいたりする様子がストーリーで描かれていますので、その点がとても共感できるんですよね。
ガネーシャにありがたいアドバイスをもらって、「よし、頑張るぞ!」と思ったはずなのに、次の日にはもう迷ってる。
現実にはめちゃくちゃあるあるだと思います。
そうやって行きつ戻りしながら進んでいく姿にとても勇気をもらいます。
ガネーシャ、私のところにも来ないかなぁ…
いや、やっぱりいいや汗
あまりにスパルタすぎるし(笑)
難しいビジネス書の自己啓発本がハードルが高いなぁと思う方にオススメです!
ぜひ読んでみてくださいね!
では、最後まで読んでいただきありがとうございました!
ガネーシャの名言一覧はこちら【夢をかなえるゾウ2】ガネーシャの名言一覧!ストーリーにあわせて順番に紹介!
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