【池井戸潤】半沢直樹シリーズの読む順番は?ストーリーや登場人物に連続性はある?

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池井戸潤さんには超有名なシリーズものがいくつかありますが、その代表がなんといってもこの「半沢直樹シリーズ」ですよね!

 

半沢直樹をテレビで見て初めて池井戸潤さんを知ったという方も多いと思いますし、それをきっかけに小説を手に取った方もおられるでしょう。

 

この半沢直樹シリーズ、現在発売されている4作品はすべて文庫化されていますが、

  • 文春文庫:1~4巻
  • 講談社文庫:1、2巻のみ

中身は全く同じですが、この2社からそれぞれ発売されています。(オトナの事情かな?なんて想像しますが)

 

これから読もうと思う人は4巻まで発売されている文春文庫の方を読む方が多いと思います。

しかし文春文庫はタイトルには半沢直樹と入っていないので、一見してシリーズとはわかりません。

 

そこで、この記事では半沢直樹シリーズについて

  • 読む順番
  • 登場人物やストーリーに連続性があるのか

について紹介します。

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【池井戸潤】半沢直樹シリーズの読む順番は?

半沢直樹シリーズは2020年7月時点で4巻発売されていますが、タイトルだけ見ても「半沢直樹シリーズ」とはわかりません。

 

読む順番を紹介しますと

  1. オレたちバブル入行組
  2. オレたち花のバブル組
  3. ロスジェネの逆襲
  4. 銀翼のイカロス

 

刊行順に読んで行ってください。

それぞれの作品は単独で読んでも意味がわかりますし楽しめますが、ストーリーは一貫して連続しているので、これから読もうという方はぜひ!というか絶対!!

この順番で読んでくださいね。

 

ちなみに、2020年9月17日、半沢直樹シリーズの待望の新刊が発売されます!

タイトルは『半沢直樹 アルルカンと道化師』で、シリーズ1巻の『オレたちバブル入行組』につながる前日譚です。

まだ発売前で内容が不明ですが、前日譚ということなので、読む順番的には1巻の前に横入りして1番になる可能性があります。

 

ただ、前日譚とはいえ、既刊作品を読んでからの方が面白い、という可能性も十分にありますので、発売後にまた情報を更新する予定です!

 

では、現在発売されている4巻について、簡単なあらすじ感想とともに順番に紹介していきます。

1.オレたちバブル入行組

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文藝春秋
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あらすじ大阪西支店で融資課長を務める半沢直樹は、支店長に押し切られた西大阪スチールへの5億円の融資に不渡りを出した責任を押し付けられる。

債権回収に奔走する半沢が調査の末に行きついたのは、支店長と西大阪スチール社長が学生時代の同級生だったという事実。

もしかしたら計画倒産ではないか?
ここから半沢直樹の倍返しが始まる。

感想
ドラマを先に見て小説を読んだ派ですが、難しい銀行業界の仕組みなどがわかりやすく解説されながらストーリーが進んでいくので、よりわかりやすくイメージでき、業界に全く詳しくなくても楽しく読み進めることができました。

 

会社組織にいながら、上司に対し(ましてや銀行などというお堅い組織で)ここまで言いたいことを言えたらどんなにスカッとするだろうと、カッコイイな~半沢!と思いながら読みました。

ヒットするのも納得の満足作品。オススメです。

 

2.オレたち花のバブル組

あらすじ本店第二営業部に栄転した半沢直樹は、120億円もの信用取引失敗を抱える伊勢島ホテルを任される。

前任者からの引継ぎの時点で何かおかしいと感じていた半沢だったが、ここまでの巨額損失を抱えている伊勢島ホテルに対し融資を続けたのは行内に糸を引く人間がいるのではないかと考えつく。

一方、金融庁のやり手検査官・黒崎との対決もあり、1作目以上にスケールが大きく、銀行業界の闇も大きく表現されている。

今度も最後には倍返ししてくれるだろうと信じつつも、ドキドキハラハラが止まらない半沢直樹シリーズ第2弾。

 

 

3.ロスジェネの逆襲

あらすじ系列子会社である東京セントラル証券に出向となった半沢直樹。

IT系ベンチャー企業の電脳雑技集団から企業買収のアドバイザーを依頼されるも、親会社である東京中央銀行から横やりが入る。

子会社が親会社にたてつくなどあり得ない企業ルールにおいて、半沢は部下たちとともに親会社に乗り込み、正々堂々と戦う。

まさかの子会社出向から始まるシリーズ3作目は、タイトルの「ロスジェネの逆襲」からもわかるように、半沢の部下である若手社員たちによる親会社への逆襲がテーマ。

…かと思いきや、やっぱり半沢の倍返しはここでも健在だった!

感想

冒頭数十ページ、若手の行動を黙って見守る半沢のシーンが続き、まさか半沢は出向になって、もしくは年を取って大人しくなってしまったのか?主人公は若手に完全に移行して半沢は脇役になってしまうのか?と思ったのですが、そんなことはありませんでした!

最後は「ほれてまうやろ~!」と叫びたくなるほどカッコ良かったです。

シリーズが進むに連れてスケールが大きくなり、面白さもどんどんパワーアップしていると感じます。かなり満足な一冊。

 

 

4.銀翼のイカロス

あらすじ出向先の子会社・東京セントラル証券から東京中央銀行に復帰した半沢直樹。今度は破綻寸前の巨大航空会社帝国航空を担当することに。頭取から立て直しを命じられた半沢だが、500 億円もの債権放棄を要求してきた政府の再生タスクフォースと激突する。
政治家との対立、立ちはだかる宿敵、行内の派閥争い
――銀行内部の大きな闇に直面した半沢の運命やいかに?

 

 

出版順に読むべき詳しい理由について、さらに紹介していきますね!

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半沢直樹シリーズのストーリーや登場人物に連続性はある?

結論から言うと、半沢直樹は間違いなく刊行順に読んだ方が良いです!

 

一つのストーリーがずっと続いているわけではないので、3巻から、4巻からスタートしたとしても「は?なんのこっちゃ??」とはなりにくいですが、でも間違いなく1巻から順番に読んだ方が良いです。

 

理由として

  • これまでの流れがあるからこその面白さがある
  • 登場人物などは連続して同一人物が登場する
  • 半沢直樹の成長や変化が感じられる

これらが挙げられます。

 

順番に読むとわかりますが、毎度何らかの壁にぶつかる半沢直樹ですが、その壁のスケールが巻を追うごとに大きくなっていきます。

  • 1巻:一地方支店内を舞台にしたストーリー
  • 2巻:本店で取り扱う大口取引先を舞台に登場人物も大物が増える
  • 3巻:出向となり全く違う視点から銀行を相手に闘う
  • 4巻:国内超大手企業の担当となり、相手には政府も登場

 

もし最初に4巻を読んで、それから1巻を読んだら、スケールが小さすぎてちょっとがっかりしてしまうかもしれません。

ぜひ1から順番に読んでくださいね!

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2020.05.26

まとめ

この記事では、池井戸潤さんの半沢直樹シリーズの読む順番と連続性について紹介しました。

  • 刊行順に読むのが絶対に良い!
  • 連続して登場するレギュラーメンバーがいる
  • 巻を追うごとに面白さUP。順番に読んでこそ。

 

私は正直なところ、半沢直樹はドラマから入った派です。

ドラマが良かったからこそ原作も気になって読んでみるわけですが、やっぱり小説は小説で違った醍醐味があります。

 

そして、止まらなくなるので時間配分などをよく考えてから読み始めてくださいね!(^^♪

 

では、最後まで読んでいただきありがとうございました。

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2020.06.30

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