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伊坂幸太郎作品にいくつかあるシリーズもの。
殺し屋が主人公だったり、ギャングが主人公だったりしますが、今回はなんと「死神」。
すごいキャラを主人公に持ってきますよね、伊坂幸太郎さんはホント。
タイトルに1.2…と番号がついていないので、それだけではどの作品から読めば良いのかが判別できません。
そこで今回は、伊坂幸太郎さんの死神シリーズについて
- 読む順番
- ストーリーや登場人物に連続性があるのか
について紹介します。
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Contents
【伊坂幸太郎】死神シリーズの読む順番は?
死神シリーズは、タイトルに番号こそないものの「死神」という単語が入っているのでどれがシリーズ作品なのかは一目でわかります。
読む順番については、出版された順に読んでいきましょう。
- 死神の精度
- 死神の浮力
『死神の精度』は6作から成る短編集で、続編の『死神の浮力』は長編小説となっています。
直接のストーリーのつながりはないものの、私は出版順に読むことをおすすめします。
まずは読む順番を簡単なあらすじ感想とともに紹介します。
1.死神の精度/2005年
あらすじ7日間の調査中、対象者の死を見定める死神「千葉」の物語。
対象者を「可」とした場合は8日目に死亡し、「見送り」とした場合は、天寿を全うする。
クレーマー対応に疲れた大手電機メーカー本社に勤める女性、中年のやくざ、開業医、ブティックの美男子、殺人をして逃亡している若者、美容院経営の七十代の老女など、様々な対象者を調査しているうちに、周囲の人の思惑や感情が絡み合っていく。
死を見定めるというクールな仕事をしているのに、暇さえあればCDショップに行き、同僚とミュージックを楽しむというお茶目な部分があり、そのギャップがかわいいと思いました。
対象者を調査しながら、死神の視点で周囲の人を観察し、対象者の抱える課題に迫っていく姿に思わずひきこまれてしまいます。
2.死神の浮力/2013年
千葉は相も変わらずクールな姿勢を貫いてはいるが、やはりトンチンカンな発言は健在である。
そんな彼は山野辺夫妻の復讐計画に巻き込まれてしまう。
仕事を円滑に進めるためにも夫妻の計画に加担するが、死神の彼には人間の情が今ひとつ分からないために夫妻を幾度となく苛立たせる。
最後の最後までハラハラドキドキする作品。
大真面目な顔でトンチンカンな事を言い出すのが最大の面白ポイントです。
それが相手(今作では山野辺夫妻)の逆鱗に触れる事もしばしばありますが、読者としては関係ないので楽しめます。
最後の最後まで気を抜けない展開でした。
出版順に読むべき詳しい理由について、さらに紹介していきますね!
死神シリーズのストーリーや登場人物に連続性はある?
結論から言うと、この2作にストーリーの直接的な連続性はなく、どちらから読んでも特に問題はありません。
しかしながら、登場人物は共通していて、それが主人公の「死神」です。
伊坂幸太郎さんのシリーズものの中でも「殺し屋シリーズ」の場合だと3作の主人公はそれぞれ全くの別人で完全に独立した物語なのですが、この死神シリーズについては主人公は同じ「死神」なんですね。
ならばやはり、順番に読むのが無難であり王道というもの!
1作目の『死神の精度』は6編から成る短編集であるのに対し、2作目の『死神の浮力』は長編小説です。
それぞれストーリーにつながりはないのですが、まずは1作目の短編集で死神・千葉のキャラクターのイメージを強烈にインプットした上で、2作目の長編を読むことでよりシリーズ全体を楽しめると私は思っています。
1作目から2作目まで8年もの月日が空いていますが、ぜひシリーズものとして続編を期待したいところです!
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いきなりですが、小説は普段何で読んでいますか?
紙書籍?電子書籍?
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まとめ
この記事では、伊坂幸太郎さんの死神シリーズについて、読む順番と作品の連続性について紹介しました。
- ストーリーに連続性はないのでどちらから読んでも大きな問題はない
- 刊行順に読むのがオススメ
死神という設定なのに名前が「千葉」というところがすでに面白い(笑)
伊坂幸太郎さんの作品に登場するキャラクターはいつもすごくキャラが立っていて、よくこんな設定思いつくよなぁと感心してしまいます。
死神が主人公なだけにテーマは「死」ですが、とても読みやすいのでサクサク読み進めつつ、それでいて「死」についても考えさせられるという、さすがと言わざるを得ないシリーズです。
未読の方はぜひ読んでみてくださいね!
では、最後まで読んでいただきありがとうございました!
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